（jQueryの学習）CSS：相対位置を操作する／positionメソッド／親要素からの要素の相対位置を取得する（その１）

CSSの要素の相対位置を操作する方法の3回目です。

本日は「3.親要素からの要素の相対位置を取得する」を学びます。

まずは「単一要素」に対する親要素からの相対位置を取得します。

3.親要素からの要素の相対位置を取得する

3-1.positionメソッド【返却値(objectオブジェクト) = 要素.position()】で親要素からの要素の相対位置を取得する

次はpositionメソッドを使い、親要素からの要素の相対位置を取得します。

サンプルの「テストエリア１」と「テストエリア２」にとっての親要素とは、
テストエリア１と書かれてる文言がある枠のさらに外側の枠の部分です。

なお、対象要素の位置の基準点は、border外側の左上の角になり、marginは含みません。
（わかりにくいですが、「テストエリア１」や「テストエリア２」の「テ」文言のすぐ下あたりになります）

注意：このメソッドは設定では使用できません。

サンプルソース

// HTML
<input type="button" value="ボタンを押すと、親要素からの要素の相対位置が表示されます"><br>
<div class="box">
  <div class="box"><b>テストエリア１</b><div class="box-css-test-area-1">・・・略・・・</div></div>
</div>

// CSS
/* テストエリア１ */
.box-css-test-area-1 {background:#F5EEFF; border:5px solid #88f; padding:10px; margin:20px; height:40px; width:460px;}

// jQuery
$(function() {
  $("input[type=button]").click(function(){
    // 【構文】返却値(objectオブジェクト) = 要素.offset()
    //   サンプル：「テストエリア１」の左上からの相対位置を取得する
    // 左からの相対位置
    alert("[" + $(".box-css-test-area-1").position().left + "]");
    // 上からの相対位置
    alert("[" + $(".box-css-test-area-1").position().top + "]");
  });
});

実装例

指定した要素に対する親要素からの相対位置を取得します。

要素: テストエリア１テストエリア２

テストエリア１

border:5px; padding:10px; margin:20px; height:40px; width:460px;
（境界線:5px、枠内余白:10px、枠外余白:20px、高さ:40px、幅:460px）

テストエリア２

border:5px; padding:20px; margin:10px; height:30px; width:450px;
（境界線:5px、枠内余白:20px、枠外余白:10px、高さ:30px、幅:450px）

次回は「複数要素」に対する親要素からの相対位置を取得する方法を学びます。

それでは、また。

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