事前確認で何度か試してみたところ、
どういうわけかIPv6が邪魔したのかIPv4のアドレスの割り当てに失敗して、
作業PCからSSH接続できない(そもそもPingが通らない)状況が何度もあったので、
ハマっても困らないように今回はキーボードを用意して対応した。
※Raspberry Pi起動後に、
・同一ネットワーク内の端末からPingを投げまくって探索する方法
や
・ルータやウィルス対策ソフトの機能を使って接続端末を解析する方法
でDHCP割り当てされたIPアドレスを調べることもできる。
■本日の目標
・Raspberry Piに固定IPを割り当てて、作業PCからリモートアクセスできるようにする■事前準備
・作業PCにTeraTermをインストールしておく(TeraTermでなくても、SSH接続できるターミナルであればOK)
■主な作業環境
・作業PC(OS):Windows10 Pro 64bit
・Raspberry Pi 3 Model B (搭載OS:CentOS7)
■rootログイン
centos-rpi3 login: root Password: ↑表示されないけど、初期パスワードの「centos」を打ち込む
■Raspberry Piに割り当てられたIPアドレスを調べる
$ ifconfig eth0: flafs=9999これで「192.168.1.10」が割り当てられていることがわかったmtu 1500 inet 192.168.1.10 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 inet6 *******
・・・さっきは上手くいかなかったんだけどな・・・
やっぱりキーボード要らなかった(苦笑)
■SSH接続
・TeraTermを起動して、ホストに「192.168.1.10」を指定する・ユーザ名とパスフレーズを入力する
・SSH接続完了!
ここまでできればHDMIケーブルを外してもOK
■Raspberry Piに固定IPを設定する
・「/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」に色々書かれてたので、これを編集する【変更前】
$ cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 TYPE="Ethernet" BOOTPROTO="dhcp" NM_CONTROLLED="yes" DEFROUTE="yes" NAME="eth0" UUID="a5ae9a6c-3951-4e8a-b99d-a4ea5dc33bf1" ONBOOT="yes"
では、viコマンドで書き換え
$ vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
【変更後】
$ cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 TYPE="Ethernet" BOOTPROTO="static" # ←静的IPに変更 NM_CONTROLLED="yes" DEFROUTE="yes" NAME="eth0" UUID="a5ae9a6c-3951-4e8a-b99d-a4ea5dc33bf1" ONBOOT="yes" IPADDR="192.168.1.100" # ←ローカルネットワーク内の任意のIPを指定 NETMASK="255.255.255.0" # ←ローカルネットワーク内で定めたアドレスを指定 # (特殊な環境でなければ「255.255.255.0」で問題なし) GATEWAY="192.168.1.1" # ←どこを経由してアクセスするか? # (これも特殊な環境でなければブロードバンドルーターだろう) DNS1="192.168.1.1" # ←名前解決をどこでするか? # (GATEWAY同様・・・こだわりが無ければ・・・略)
設定内容の反映とIPアドレスの固定割り当ての確認をするために、
Raspberry Piを再起動する
$ reboot
■SSH接続確認
・TeraTermを起動して、固定割り当てした「192.168.1.100」をホストに指定する![]() |
認証ダイアログが出たので、IPアドレスの割り当ては成功した模様 |
これで不意に再起動したりしても作業PCから固定IPでリモートアクセスできるから安心だ。
次回はCentOS7の初期設定を行う。