2017年5月10日水曜日

Raspberry Pi 3上のCentOS7にSSH接続する

今回の方法ならUSBキーボード無しでもできた(※)けど、
事前確認で何度か試してみたところ、
どういうわけかIPv6が邪魔したのかIPv4のアドレスの割り当てに失敗して、
作業PCからSSH接続できない(そもそもPingが通らない)状況が何度もあったので、
ハマっても困らないように今回はキーボードを用意して対応した。

※Raspberry Pi起動後に、
 ・同一ネットワーク内の端末からPingを投げまくって探索する方法
  や
 ・ルータやウィルス対策ソフトの機能を使って接続端末を解析する方法
 でDHCP割り当てされたIPアドレスを調べることもできる。


■本日の目標

・Raspberry Piに固定IPを割り当てて、作業PCからリモートアクセスできるようにする
 

■事前準備

・作業PCにTeraTermをインストールしておく
 (TeraTermでなくても、SSH接続できるターミナルであればOK)


■主な作業環境

・作業PC(OS):Windows10 Pro 64bit
・Raspberry Pi 3 Model B (搭載OS:CentOS7)


■rootログイン

centos-rpi3 login: root
Password:
     ↑表示されないけど、初期パスワードの「centos」を打ち込む


■Raspberry Piに割り当てられたIPアドレスを調べる

$ ifconfig
 eth0: flafs=9999 mtu 1500
         inet 192.168.1.10  netmask 255.255.255.0  broadcast 192.168.1.255
         inet6 *******
これで「192.168.1.10」が割り当てられていることがわかった

 ・・・さっきは上手くいかなかったんだけどな・・・
 やっぱりキーボード要らなかった(苦笑)


■SSH接続

・TeraTermを起動して、ホストに「192.168.1.10」を指定する 

・ユーザ名とパスフレーズを入力する 

・SSH接続完了! 

 ここまでできればHDMIケーブルを外してもOK


■Raspberry Piに固定IPを設定する

・「/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」に色々書かれてたので、これを編集する
 【変更前】
$ cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
TYPE="Ethernet"
BOOTPROTO="dhcp"
NM_CONTROLLED="yes"
DEFROUTE="yes"
NAME="eth0"
UUID="a5ae9a6c-3951-4e8a-b99d-a4ea5dc33bf1"
ONBOOT="yes"

 では、viコマンドで書き換え
$ vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0

 【変更後】
$ cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
TYPE="Ethernet"
BOOTPROTO="static" # ←静的IPに変更
NM_CONTROLLED="yes"
DEFROUTE="yes"
NAME="eth0"
UUID="a5ae9a6c-3951-4e8a-b99d-a4ea5dc33bf1"
ONBOOT="yes"
IPADDR="192.168.1.100" # ←ローカルネットワーク内の任意のIPを指定
NETMASK="255.255.255.0" # ←ローカルネットワーク内で定めたアドレスを指定
            #  (特殊な環境でなければ「255.255.255.0」で問題なし)
GATEWAY="192.168.1.1"  # ←どこを経由してアクセスするか?
            #  (これも特殊な環境でなければブロードバンドルーターだろう)
DNS1="192.168.1.1"   # ←名前解決をどこでするか?
            #  (GATEWAY同様・・・こだわりが無ければ・・・略)

 設定内容の反映とIPアドレスの固定割り当ての確認をするために、
 Raspberry Piを再起動する
$ reboot


■SSH接続確認

・TeraTermを起動して、固定割り当てした「192.168.1.100」をホストに指定する 
認証ダイアログが出たので、IPアドレスの割り当ては成功した模様


これで不意に再起動したりしても作業PCから固定IPでリモートアクセスできるから安心だ。



次回はCentOS7の初期設定を行う。

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